新型スーパーカブ110が発表になりました!

以前の記事で、大阪モーターサイクルショーで新型スーパーカブがお披露目された件を記事にしました。

 

そして本日(3/28)、正式に新型スーパーカブ110(JA59)が発表になりました。

もし、自分が買うとしたら、このブルーかな。

 

新型スーパーカブのブルー

前の記事と同様の部分は次の通り

  • キャストホイール採用
  • ディスクブレーキ採用
  • ABS採用
  • リヤキャリヤがブラックアウト
  • 液晶付きメーター
  • 若干のトルクアップ
  • 若干の燃費向上

メーターへの液晶追加は嬉しいです。

新型のメーター

 

エンジンのヘッド部分にフィンが入った

前の型にはヘッド部分にフィンが無かったので、見た目は新型が好きです。

今までのエンジンが悪いわけではないけど、レッグシールドから見える形がエンジンらしくていいなと思います。

フィンのついたエンジン

 

比較表を作ってみました

カブ110の新旧比較表

タンク容量が0.2L小さくなってます。

これは長距離ツーリングで少し痛い部分です。

 

重量も2kg重くなってます。

勝手な推測ですが、ABSのコントロールユニットのせいかな?

フレームについての発表は発見できませんでした。

 

 

圧縮比アップ(9.0 → 10.0)

予想通りに圧縮比がアップでした。

少しの差でしょうが、パンチ力がアップしたエンジンだと思われるので、期待が高まります。

 

最大トルクも最高出力(パワー)も同じ回転数で発生しています。

最大出力(パワー)は同じだけど、トルクは若干のアップ。

ということは、低中速にかけて、広い回転域で力が上がっていると思われます。

 

圧縮比アップにより、トルクもアップしたのでしょうか。

 

このスペックから予想すると、最高速は変わらないけど、中低速での加速が少し良くなっている。

登りのワインディングで旧型をジリジリと引き離すようなイメージかな、と予想します。

 

 

車体のディメンションから分かること

  • ホイールベースは変わらず
  • キャスター・トレールも変わらず
  • シート高は違うけど、3mmなので気にするほどでない

これらの数値がほぼ一緒ということは、走りに関する(車体の)特性には変わりはなさそうです。

 

運動性を高くしたい場合、それぞれの数値は次のようになります。

  • ホイールベースは短くする
  • キャスター角は小さくする
  • トレール量は小さくする

運動性が高いとは、逆にいうと安定性が低いとも言えます。

バイクの性格を決定づける数値でもあり、これらの数値が同じということは、性格づけは同じ(変えなかった)と予想できます。

 

シート高は、スポーツタイプほど高くする傾向があるようです。

ただ、カブの場合は足つきを重視した数値だと思うので、結果的に似たような数値なのでしょう。

(私の勝手な推測です)

 

 

減速比からわかること

 

減速比が分かったので、各ギヤの回転数で速度が計算できます。

ずいぶんと減速比が違うな、という印象ですが、実はあまり変わっていません。

次の計算結果を見てください。

 

旧型(JA44)の計算結果

JA44の各ギア・回転数での速度

新型(JA59)の計算結果

JA59の各ギア・回転数での速度

 

どこまでエンジン回転数を上げられるか分かりません。

しかし、最大出力は7000rpmなので、そのちょっと上の8500rpmと仮定して表を見てみます。

各ギアで8500rpmのときの速度は新型・旧型どちらも

  • 1速・・・約32km/h
  • 2速・・・約55km/h
  • 3速・・・約76km/h
  • 4速・・・約94km/h

   ※ タイヤサイズから計算した結果です

    タイヤは同じサイズでも銘柄によって直径が違うため、参考程度に見てください

 

各ギアの減速比はけっこう違って見えますが、最終減速比まで含めると似たような結果になります。

旧型も新型も、ギアと回転数が同じなら、速度もほぼ同じです。

 

こうなると、低中速回転数なら、若干のトルクアップ分だけ、新型が少し速い(加速が良い)という結果になるのでしょう。

 

 

まとめると

 

写真だけでなく、数値が出てきたので細かく新旧の比較をしてみました。

 

車体のディメンションは変えていない、エンジン回転数と速度の関係も一緒。

それでいて、低中速のトルクアップ、燃費アップ、ディスクブレーキ化、ABS装備になっています。

走りの面で見ると、どれも少しずつブラッシュアップされています。

 

パワーが一緒なので、おそらく最高速は変わらないと思います。

でも、それ以外の面の全てが少しずつ良くなっている。

 

そして、ツーリングでの利用を考えると、ABSで安全性アップ、パンク修理が楽になる。

 

若干のマイナスは、2kg重くなり、ガソリンタンクが0.2L小さくなったこと。

でも、小さなマイナスですね。

 

見た目が好きなら、新型は買い、だと思います。

2万円ちょっとの価格アップが信じられないようなモデルチェンジだと思います。

(とはいえ、30万を超えると高いと感じますけど)

 

早めに予約しないと、なかなか手に入らないかもしれません。

でも、買うとしても半年〜1年くらい経って、マイナートラブルが解消されてからかな。

その前にお金貯めないと。